自動車の歴史
普段の生活に密接に関わる自動車。特に地方都市では移動手段として無くてはならないものです。
現在の自動車は運転性能、安全性、居住性が著しく進化していますがそこに至るまで自動車の歴史を知っていただきたいと思います。
自動車の歴史を知ることによって普段の運転が好きになったりさらに自動車を好きになるかもしれません。
ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
世界初の自動車の誕生
世界初の自動車は1769年のフランスで誕生しました。馬車が人や荷物を運ぶ主な手段であったこの時代にフランスのニコラ・ジョセフ・キュニョーにより蒸気で走る車が誕生しました。主に軍隊で使われる大砲を運ぶために作られた大きく重い車体でスピードも10km/h程度でした。
史上初の100km/hは電気自動車
世界で初めて100km/hを超えるスピードを記録しているのは電気自動車のジャメ・コンタント号で105.9km/hを記録しています。
蒸気自動車でもガソリン自動車でもなく電気自動車が世界で初めて100km/hを超えるスピードを記録しています。
ガソリンエンジンの誕生
1885年〜1886年に現在主流となっているガソリンエンジンをドイツ人のゴットリープ・ダイムラーが開発しました。このとき開発したのは4ストロークエンジンです。その後ダイムラーは二輪車にエンジンを載せ試走に成功し、四輪車を開発しています。
同じくドイツ人のカール・ベンツがガソリンエンジンの三輪車を開発し実際に販売しました。
そして現在の自動車技術の基礎とも言えるパナール・ルヴァソールをパナール・エ・ルヴァソール車が開発、販売しています。この車は最先端に置かれたエンジンの後方にクラッチ、トランスミッションを縦1列に配置し、デフ機構を介して後輪を駆動させるFR車です。
史上初のコンベアライン製造
アメリカ人のヘンリー・フォードが設立したフォード・モーターは大衆のために車を作る事を志しT型フォードを製造しました。
この車は構造が簡素で運転も容易なことから初年度に1万台製造されました。
1913年には史上初のコンベアラインを完成させ1日に1000台を生産し車の大量生産を可能にしました。
これにより多台数の供給ができ自動車の大衆化が広まりました。
日本の自動車の始まり
1907年純国産初のガソリン車で国産で初めて実用化されたガソリン車が誕生しました。当時の人々にこの車がガタクリ、ガタクリ走ることからタクリー号と呼ばれました。
1932年に日産自動車の前身となるダットサン商会が設立され1933年にトヨタ自動車の前身となる豊田自動織機製作所自動車部が設立されました。